有機化学

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有機化学反応《手の動き》のしくみ ~ 脂肪族化合物 ~

有機化学反応《手の動き》のしくみ ~ 芳香族化合物 ~

1.脂肪族化合物

1.1 有機化合物の定義

 1828年、ウェーラーはシアン酸アンモニウム(無機化合物)から尿素(有機化合物)を合成することに成功した。それまで、有機化合物は「生命の神秘的な力によってのみ作り出されるもの」とされていましたが、現在では「炭素を中心とする化合物」とされています。

シアン酸アンモニウムを加熱 \( \longrightarrow \) 尿素

問題:シアン酸アンモニウム(NH4OCN)を加熱すると【 1 】が生成する。

1.2 アルカンの反応

酢酸ナトリウム + 水酸化ナトリウム \( \longrightarrow \) メタン(メタンの製法)

反応式:\( \mathrm{CH_3COONa + NaOH \longrightarrow CH_4 + Na_2CO_3} \)

問題:酢酸ナトリウムと水酸化ナトリウムをよく混ぜて加熱融解すると【 2 】が生成する。

メタンと塩素(光;紫外線) \( \longrightarrow \) メタンの塩素置換体(ラジカル反応)

問題:メタンと塩素を混合し、光を照射するとまず【 3 】を生じる。【 3 】はさらに塩素と連鎖的に反応し、最終的に【 4 】を生じる。

1.3 アルケンの反応

ナフサの熱分解 \( \longrightarrow \) エチレン(エチレンの工業的製法)

問題【 5 】は、工業的にはナフサの熱分解で生じる。

エチレンへの水素(\( \mathrm{H_2} ) \))付加 \( \longrightarrow \) エタン

問題:エチレンに、白金やニッケルを触媒にして水素を作用させると【 6 】となる。

1.4 アルキンの反応

ナフサの熱分解 \( \longrightarrow \) エチレン(エチレンの工業的製法)

問題【 5 】は、工業的にはナフサの熱分解で生じる。

エチレンへの水素(\( \mathrm{H_2} ) \))付加 \( \longrightarrow \) エタン

問題:エチレンに、白金やニッケルを触媒にして水素を作用させると【 6 】となる。

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